河合隼雄・ユング
1.おわび
河合隼雄と言う人を初めて知ったのは、1983年4月〜9月までやっていたNHK市民大学講座「日本人のこころ」と題するテレビ番組です。この番組名に誘われて、なんとなく1回目を見ていたら、これがすごくおもしろかったんです。そして、本屋さんでテキストまで買い込みました。
毎週水曜の夜、1時間、26回のシリーズでした。
テキストの表紙には「岩戸にひきこもってしまったアマテラスを、アメノウズメが岩戸の外に連れ出すシーン」の挿絵があり、全体の半分ぐらい(9回目〜22回目まで)は「古事記」の登場人物の人間関係の解説になっています。
古事記の登場人物と同じような人が、現代でも、だれの周りにもいることに驚かされました。
私は、河合先生の独特のしゃべり口調に引き込まれました。まるで、母親が子供をさとすような感じで、なんか子守り歌を聴いてるような感じになります、なにわ漫才のようでもあります。
毎回楽しみにしておりました。

それからというもの、河合さんの本はかなり読んでいると思います。
「河合先生に出会えてこそ、今日の私があった」と断言してもいいほど、私は影響を受けています。
ですので、このページの内容だけで、もうひとつホームページをつくれるぐらいです。しかし、今は、このことに関してまとめる心の余裕がありません。たぶん、このページがこのサイト全体の最後の制作部分になると思います。
せっかく「河合隼雄 中年の危機」などの検索などをして、わざわざ、ここまページまで見に来てくれた あなたには申し訳ないですが、このページを更新するのは会社を定年した後になると思います。おわび申し上げます。
もし、本屋さんに行って「そういえば河合隼雄がどうのこうの言ってたサイトがあったな〜・・・」と思い出したら、文庫本や心理学のコーナーに行ってみて下さい。古本屋のBOOKOFFでもよく見かけます。
仕事や家庭を大切にしたい。そして、人生を有意義に暮らしたいという目的は同じなのに、あなたがよく読む「自己啓発」の本とは、全く おもむきが違う内容であることがお解り頂けると思います。
だいぶ先の私の説明の前に何か1冊でも読んで予習しといていただけるとすごく助かります(笑)。
私のお勧めの1冊目は、「こころの処方箋」新潮社です。
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2007.03.24 初校、2018.6.23 五校
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