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オフセットインキで印刷したカラーチャートは、大きな本屋にいけば、DICや東洋インキなどのインキメーカーのが売ってます。
しかし、グラビアインキで印刷したものは見たことがないです。BIGサイトなどの印刷機材展の専門書のコーナーにもないので、たぶん、どこにも、ないんでしょうね。
なぜ??? インキメーカーと印刷会社が協力してグラビアのカラーチャートを出版しないのか?私は絶対売れると思うんですが・・・「業界初!!」とか帯を付けてね。
多少、印刷のロットごとに誤差があっても、「これは業界の標準ではありません、各印刷会社の仕様で変化します」とただし書きでも入れれば、出せるはずです。オフセットのカラーチャートもデザイナーが持ってる平成xx年刷と手持ちのxx年刷では、同じ色番号でも同じとは思えない色表があります。ですので、色ブレはクレームしませんから、どうかグラビアも作ってください。お願いします。
でも、なぜ、何年も待っているのにグラビアインキのカラーチャートは各印刷会社の中だけにあって、本屋に出現しないのでしょう?
私と同じ気持ちで出版を心待ちにしている人も多いはずです。
でもここで、よーく考えてみてください。
できるできない以前に、これを世に出すことには、いろいろな利害が絡むことが、想像できませんか?まず知っておきたいのは、印刷の歴史史上の?反面教師である西暦1992年頃から始まる「オフセット印刷業界の真面目すぎた標準化志向」です。確かに、色の標準化は科学の実験のように実に興味深い作業で、ISO取得やERP(SAP)とかと同じように、担当者は会社の将来を任されたとばかりにハマってしまいますよね。そこが盲点なんですね。標準化で「会社の利益」が増すようになるのか?利益抜きにやるべきものなのか?このへんも「中庸」が肝心なところかもしれません。
*印刷会社で「標準方式遵守」は絶対的指針となりえるのか?
ちょっとカミングアウトしますが、包装向けグラビア印刷のお客さんは大衆ではありません。
確かに、スーパーマーケットに並ぶ商品を見ていると、お客さんが最終の購買者のように見えますが、お客さんが買うのはポテトチップなどの中身です、包装を買うわけではありません、
(グラビアでもオフセットでも)パッケージは、デザインのプロと印刷のプロが大衆の意を汲んで、「こうすれば売れるんじゃないかなー」と作りあげている製品なのです。
パッケージは「売り手主導型の製品」と、なんかの本のコラムに書いてありました。(たとえば、サンドイッチやおにぎりの個包装ラップは包装業界に気鋭の努力家が試行錯誤の末にできたのであって、お客さんの要望があっても一人の?天才がいなければできなかったはずです)
この視点から考えると、グラビアのカラーチャートは印刷のプロだけが持っていれば良い?とも言えます。それでも、私は汎用のカラーチャートが欲しいんですけどね。以下、私が利用していた昔のアナログなやり方のカラーチャートの活用法を写真を混じえて載せて行こうと思います。網グラとかヘリオの網%比較とか・・マゼンタインキを金赤インキしたチャートとその色分解方法とか・・手書きイラストの蛍光インキの出ない色とごまかし方とか・・いろいろ書くことはあります。
デジタルの今でも多少は参考になると思いますので・・。