コ ラ ム



・あなたは「オフセットインキと同じ発色のグラビアインキがあったらいいのに」と思ったことありませんか


・グラビアのドットゲインを解説するサイトは何故?どこにもないのか?


・グラビア用 Japan Colorの設定委員会はなぜできない ?


・オフセット製版の常識をくつがえすグラビア印刷のカラーチャート版?3


・FMスクリーンは本当にグラビア印刷で実用になる技術なのか?現場的素朴な疑問 









コンテンツ
はじめに
トーンリプロダクション
O/G変換
icc profile のグラビア的利用
プロ用製版スキャナー
仕事に役立つ 視覚の法則
版の精度とは何か?
グラビア版の値段 
グラビア製版エキスパート試験
今後まとめようと思う項目
更新履歴  サイト作成
DTPエキスパート認証試験
独学受験必勝法
my personal affair

DTPに役に立つリンク集

 


はじめに今後追加項目>IRIS REALIST5030

色校正インキジェットプリンターの先駆け、
   色はすばらしかったのですが・・・。

画像処理後に1面のデザインと色をお客さんに見せ、校了をもらう為のプリンターです。
校正用のプリンターの最高峰といえば、今も昔もコダックのapprovalアップルーバルですが(あくまでも個人の意見です)、高価で次期設備の予算候補にはなかなか上がりませんでした。(当時の校正機比較
格下?の機種といしては、インキジェットプリンンターが、当時もいろいろありましたが、グラビア印刷の発色には最適という折り紙つきの機種としてIRIS REALIST5030を購入しました、400万円ぐらいだったと思います。
売りとしては、グラビアインキの発色が再現可能、疑似網点で表現、文字がきれい、紙の地色を表現できるなどです。
カタログデータ的には最高なんですが、実際に仕事に使いはじめたら決定的欠陥が発覚しました。インキヘッドのノズルのつまりです。自動洗浄機能で休みの日でも定期的にクリーニングはするんですが、だめでしたね〜。連休明けや月曜日が怖かったです。「PRO用の機材はheavy dutyでなければならない」という私の信条からは、かけ離れたメカニズムでした。
最近のものは改良されているとは思いますが、2000年初頭はプロ用インキジェットプリンンターの過渡期だったのでしょうね。
それでも、快調に出力できた時のプリントはすばらしいものがあり、お客さんには好評でした。
今の、プロ品質のインキジェットプリンターの先駆け機として記憶に留めておきたい機材だと思います。
当時のカタログ
IRISカタログ.pdf  SCITEX総合カタログ.pdf

余談:クロマリン校正システム
今はクロマリンと言っても、若い人は知らないと思いますが、ヘリオが売れ始めた黎明期(1980年代)は、これがグラビア校正機のスタンダードでした。正直、今の安いインクジェットの校正機より信頼性(客先とのトラブル的に)はあります。
なぜかというと、校正には黄赤藍墨に分版された最終フィルムを使うからです。「最終データを使って黄赤藍墨」はアプルーバールにも継承されています。「作成データと校正刷りが違うという事故が皆無」これがプロ仕様というものだと思います。2重とか3重チェックとかの事故防止策は営業うけはしますが、現場の根本的解決にはなりません。