
Photo by 尾島 孝一
唯心論と唯物論の話
この章では最初に、光とは何か?を解説したサイト、あのカメラのニコン、日本光学のホームページの中にあるサイトを紹介させていただきます。このサイトでは人類の視覚認識システムを宇宙的壮大なスケールで解説しています。

(残念ながらこのニコンのページは削除されました)
「唯識」と言う言葉との出会い
この言葉は仏教用語です。
宗教というと毛嫌いする人も多いと思いますが、知覚と光との関係を考えて行くと、余りに不可思議で、行き着くところ、誰もが宗教的になってくるはずです。
最近、私は、宇宙から入ってくる光というものの中にはとてつもないメッセージが刻まれているのではないか?と思うようになりました。光(電磁波)の中の微細なメッセージを毎日浴びながら私たち生物は、ここまで進化してきたのではないでしょうか?
この章で、「唯識」や「アーラヤ識」の説明をして、科学以外からの「視覚の法則」を考察をしたかったのですが、いざ書く段になって、DTPや印刷のサイトとしては論点がズレているのではないか?と思いはじめました…、
そこで、申し訳ないですが、解説は省略させて頂く事にしました。
それに、唯物論か唯心論かと問う、この二元対立的な考えが、そもそも仏教的でないことを、「唯識」の解説本を読んでハタと気付いたことも、私の解説を省略した理由です。
参考サイト:唯識の説明(Wikipedia)
二元対立的な考え:「やさしい唯識」のP27〜P31
2008.8.27
視覚の法則のページの総括として一言、書籍から引用します。
講談社現代文庫 下條信輔 著 <意識>とはなんだろうかp32から
色はけっして「ものに帰属される性質」といった、固定的で単純なものではありません。むしろ照明、ものの表面の性質、知覚する側の視覚系の特性といった要因の相互作用から「場」が形成される、そういう複雑で変幻自在の「場」の文脈の中で、はじめて意味を持つ、関係性の質のことなのです。ーーー引用終了ーーー
仏教の手引き書に「自分というものは、人やすべての物体との関係性の中で存在し、自分と言うものはホントはないのだ。」というような話がよく出てきます。色にも同じようなことが言えるのではないでしょうか?
あなたが美しいか?醜いか?それはあなたと職場や家庭などの関係性から生まれる「場」で決まるのです。
2012.3.30追加
はじめに 網点の法則 濃度の法則 目の法則 脳の法則 視覚の法則