コ ラ ム



・あなたは「オフセットインキと同じ発色のグラビアインキがあったらいいのに」と思ったことありませんか

 


・グラビアのドットゲインを解説するサイトは何故?どこにもないのか?

 


・グラビア用 Japan Colorの設定委員会はなぜできない ?

 


・オフセット製版の常識をくつがえすグラビア印刷のカラーチャート版?4

 


・FMスクリーンは本当にグラビア印刷で実用になる技術なのか?現場的素朴な疑問 





コンテンツ
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トーンリプロダクション
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仕事に役立つ 視覚の法則
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グラビア製版エキスパート試験
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DTPエキスパート認証試験
独学受験必勝法
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DTPに役に立つリンク集

 

遊びでグラビア製版用試験問題作ってみました
現在、25問あります。下の番号クリックしてみて下さい。

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「調子再現から見たフレキソ印刷の問題点」

問13の見当不良という点からは、フレキソ印刷が良いと言及しました。最近ブームとなっている水性フレキソ印刷での知見をちょっと。
問13-A
フレキソ印刷のグラビア印刷にはない調子再現での問題点はなんでしょう?

  

 

解説;これはフレキソ印刷である凸版方式ならではの現象で、グラビア印刷では、ありえない現象です。
「版カラミ」という表現は、わかりにくい言葉ですが、言い直すと「階調の反転現象」です。
印刷機上のトラブルとしては「インキと版のからみ」ですが、こと印刷物に起こった現象としては「階調の反転現象」です。
具体的に言うと、網点が7%、6%、5%、4%と行くに従って、当然薄く見えなくなりますが、逆に7%、6%、5%、4%といくに従って濃くなる現象、これが調子再現上の版カラミです。
どうして?は他のサイトで調べれば出ると思いますので省略しますが。
これは凸版印刷の構造的問題で、いつ起こってもおかしくない、現象なのです。
雑誌の軟包装印刷の記事で、水性フレキソ印刷はグラビア印刷なみの品質になったというニュースを聞きますが、カラー写真の色再現域でも、まだグラビア印刷を超えられません。
要は、色では最強の?グラビア印刷を基準にするのではなく、包装して中に入れる商品の必要十分条件を満たすものができる印刷方式かどうかだと思います。

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今後も、「へーッ、グラビア製版ってこうなんだ」と感心(寒心?)する
問題を考えて増やしていきます。