コ ラ ム



・あなたは「オフセットインキと同じ発色のグラビアインキがあったらいいのに」と思ったことありませんか

 


・グラビアのドットゲインを解説するサイトは何故?どこにもないのか?

 


・グラビア用 Japan Colorの設定委員会はなぜできない ?

 


・オフセット製版の常識をくつがえすグラビア印刷のカラーチャート版?4

 


・FMスクリーンは本当にグラビア印刷で実用になる技術なのか?現場的素朴な疑問 





コンテンツ
はじめに
トーンリプロダクション
O/G変換
icc profile のグラビア的利用
プロ用製版スキャナー
仕事に役立つ 視覚の法則
版の精度とは何か?
グラビア版の値段 
グラビア製版エキスパート試験
今後まとめようと思う項目
更新履歴  サイト作成
DTPエキスパート認証試験
独学受験必勝法
my personal affair

DTPに役に立つリンク集

 

遊びでグラビア製版用試験問題作ってみました
現在、25問あります。下の番号クリックしてみて下さい。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25

>

問い 8
銅メッキされたグラビア版スタイラスの取り付けられた彫刻ヘッドを近づけて、スタートボタンを押せば版が回転し彫刻がはじまります。しかし、真円度が悪い版だと目ではわかりにくいですが版に凹凸がありその高低差が実に数十ミクロンもあることがあります。そこで問題です。

 以下は真円度が不良の版でもヘリオが版の凸凹に追従できるメカニズムを説明したものである。3つの説明のうち正しいのはどれか?

  1. 彫刻ヘッドから計測用の光が出ていて距離センサーにより正確に版の凹凸に追従しているので、スタイラスの振幅が一定なら常に同じ大きさのセルを彫刻することができる。
  2. 彫刻ヘッドの、スタイラスのすぐ横に金属の細い棒がでていて、その棒を版面に常に当てながら版を回転させている。だから、スタイラスと版との距離は常に一定である。
  3. 版の凹凸に追従してスタイラス自体が振幅を変えて常に同じ大きさのセルが彫刻されるようになっている為、真円度不良は気にしなくて大丈夫。

どれが正解でしょう?え?わかりきってるだろって???いや〜、嘘の問題を作るのに苦労したので答えてみてください。


解説;スライディングシューという金属の棒があり、彫刻ヘッドと版がぶつかってもスタイラスより先にシューがぶつかります。
まれですが、シューの調整が不良で、版に強く当たってしまっているとシュー傷と言って筋状に模様になることがあります。
ついでの話ですが、筋は銅の研磨の不良でもでます。こっちは4〜5ミリぐらいの幅です、「研磨目がでている」という言葉を使います。 

                   
                >次の問題です



今後も、「へーッ、グラビア製版ってこうなんだ」と感心(寒心?)する
問題を考えて増やしていきます。