コ ラ ム



・あなたは「オフセットインキと同じ発色のグラビアインキがあったらいいのに」と思ったことありませんか

 


・グラビアのドットゲインを解説するサイトは何故?どこにもないのか?

 


・グラビア用 Japan Colorの設定委員会はなぜできない ?

 


・オフセット製版の常識をくつがえすグラビア印刷のカラーチャート版?4

 


・FMスクリーンは本当にグラビア印刷で実用になる技術なのか?現場的素朴な疑問 





コンテンツ
はじめに
トーンリプロダクション
O/G変換
icc profile のグラビア的利用
プロ用製版スキャナー
仕事に役立つ 視覚の法則
版の精度とは何か?
グラビア版の値段 
グラビア製版エキスパート試験
今後まとめようと思う項目
更新履歴  サイト作成
DTPエキスパート認証試験
独学受験必勝法
my personal affair

DTPに役に立つリンク集

 

遊びでグラビア製版用試験問題作ってみました
現在、25問あります。下の番号クリックしてみて下さい。

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問い 17
 heavy-dutyなグラビア版ですが、弱点があります
   1 グラビア版は酸に弱い
   2 グラビア版はアルカリに弱い
             さて、どっちでしょうか?

  

解説;落版再銅する時、クローム剥離に塩酸を使います。
クロームを落とすと銅が見えて彫刻した直後の状態に戻ります。それを砥石研磨機(リンク:ミラック製をよく見かけます)でさらに削り、柄の凹部の底部まで削ってしまいます。すると、すべて平になります。今度は、その削って減った厚み分を再度銅メッキを付け足して以前の直径(円周)に戻します。この行程が落版再銅です。特殊な作業ではなく、軟包装の製版の場合はほとんどが、このようにして何回も再利して版を作成しています。新しく鉄芯を発注してやるのは指定通りの円周サイズが手持ちの旧管の中に無い時だけです。
校正刷りして失敗がわかってやり直す時もこの行程を踏みます。いくら急いでも半日はかかる作業です。ですので、最終校正完了日の次の日が本機印刷予定という段取りを組むと、校正で製版不良が見つかった時、夜中にやり直しをしないと間に合いません。他の版式のように短時間でやり直しができないのが、グラビア製版の生産面から見た問題点です。
何年かたって再度印刷しようとしたら、錆びていたという話は時々ききます。印刷後の版の保管には油を塗って原反(フィルム)を巻いて保管するのがベストのようです。

                      >次の問題です



今後も、「へーッ、グラビア製版ってこうなんだ」と感心(寒心?)する
問題を考えて増やしていきます。