問い 21
彫刻時のバリが取れずに残った状態とは どれでしょう?
削りカスが
1 セルの底に残った状態
2 セルの内側に残った状態
3 セルの外側に残った状態
解説;
電子彫刻機(へりオ/オハイオ/バルカス)はダイヤモンド針で穴をあけていると言うより削っていくと言った方が適切な表現です。
イメージとしては、雨が降った後、公園の砂場で砂を手でズボッと掘ってかきだす動作を想像してもらえばいいでしょう。
かき出された砂はほとんどが飛び散ってしまいますが、かき出した最後のところで少し砂がこんもり積もってないですか?これがバリです。つまり、むしり取れないで残った部分のことです。
銅の硬度がやわらかいと粘っこいのでスパッときれいに削りとれなくなります。
バリ防止用にバリカッターと言ってバリを取る専用装置がへりオの彫刻ヘッドには組み込まれていてバリがあってもすぐに削りとってしまいます。イメージとしてはひげ剃りのT字カミソリを肌にあてがっている場面を想像してもらえばいいかと思います。材質はスタイラスと同じダイヤモンドです。
一見、へりオの上に乗って回転している版は単調に回っているように見えますが
・スライデイングシュー(問8参照)、
・バリカッター
が常に版に接触し,それぞれの役目をしっかりこなしながらダイヤモンド針で彫刻されているのです。
リンク:(株)ディアックス
(この問題は、バリを誤解して解釈しているお客さんがいたのを思い出してつくりました)
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